SYSTEM

働く環境・人材育成制度

働く環境

人材育成制度

遠く離れた国の暮らしが、自分事に思えてくる

2017年入社
交通プロジェクト部

石川 景次郎

現在の私の仕事

私は現在、住友商事と共に進めているフィリピンの新規鉄道建設プロジェクトに携わっています。日々パートナー会社と連携を取りながら、お客様であるフィリピン政府関係者と調整・交渉をしていくマネジメント業務が主な仕事です。フィリピンは超自動車社会のためCO2問題のほか、とりわけ首都のマニラでは慢性的な渋滞も深刻です。こうした社会課題の解決を図ることが、このプロジェクトの目的のひとつになっています。

スケールの大きい
プロジェクトに携われる

途上国の発展に貢献したかった

もともと学生時代にバックパッカーとして東南アジアや中東北米など、数多くの国に足を運んでいたこともあり、将来の仕事も、国内よりは海外、先進国よりは途上国の発展に貢献できる仕事がしたいと考えていました。

就職活動は、正直なところ手あたり次第(笑)。200社くらいにエントリーして、商社に限らずさまざまな業界の企業を受けました。そんな中で、自分が思い描いている働き方と一番近いと感じたのが当社です。

入社して5年目ですが、実際に発展途上国向けの仕事が多いですし、何より住友商事との一体運営によってスケールの大きいプロジェクトにも携われるのは、当社の魅力だと思います。

戸惑いながらも進むコロナ禍での
プロジェクト

オンラインで交わした契約調印式

このプロジェクトが公共入札案件として公示されたのは2019年12月。世界中がパンデミックに襲われ始めた頃でしたが、日本ではまだ第一波が来る前ということもあり、いつも通りオフィスに出社してプロジェクトの準備を進めていました。

ところが一度目の緊急事態宣言によって、出社が制限されてしまいました。本来なら現地で関係者が一堂に会して執り行われる契約調印式までWeb上で交わされるなど、異例づくめで進んでいきました。

この案件に関わるまでは、トレード関連の部署で製品の輸出入などに従事していたので、今回のようなプロジェクト案件は初めてのことでした。加えてコロナ禍というイレギュラーな状況だったので、戸惑いながら今に至っています。それでもトレード時代に得た知見が活かせる場面があったのは、嬉しい発見でした。

いま自分が経験していることも、今後の仕事の糧になる。そんな気持ちで仕事に取り組みながら、今後の成長につなげていきたいですね。

鉄道という移動手段は、
環境問題の打ち手になる

仕事を通じて、世界との距離が近づく

完工予定は2027年の春。その頃に鉄道が走ることで、どのくらいフィリピンに住む方の暮らしが快適になるか楽しみです。本当に信じられないくらい、マニラの交通渋滞は酷いですから。距離だけで見れば車で30~40分で行ける場所にも3時間くらいかかることもざらにあるため、出張中は車内で仕事をすることも日常茶飯事です。こうした課題に仕事を通じて向き合うことで、遠く離れた国の課題も自分事のように捉えるようになりました。鉄道を走らせて発展途上国の悩みを解消したい。そう強く思います。この感覚は、バックパッカーでは味わえなかったもの。ここで働くようになって、世界と自分との距離は一気に近づいたと断言できますね。

あらゆる交通手段の中でも、鉄道は群を抜いて環境への負荷が小さい移動手段。渋滞の解消、大気汚染といった喫緊の課題への打ち手としても有効です。フィリピンだけでなく、公共交通の整備を待ち望む国は世界中にあるので、今後のビジネス展開によって地球規模の社会課題解決に貢献したいと思っています。

今後の目標は、海外に駐在してプロジェクトを最前線で推進していくこと。現地関係者と直接コミュニケーションを図りながら、1つのチームをけん引する経験によって、自分の可能性を広げていきたいですね。

学生の皆さんへメッセージ

社員の挑戦を歓迎する
環境がある

商社というと「体育会系の熱い人たちの集まり」というイメージがあるかもしれませんが、当社は少し違う気がしています。もちろん、仕事となると真剣で誠実な人が多いですが、普段は温厚で気さくな人ばかりです。
また、入社してからわかったのは、若手を含めた社員の挑戦を後押しする環境があること。自分の夢や目標はもちろん、仕事の進め方に関することも気兼ねなく上司や先輩に相談できますし、それに対して真剣にアドバイスをしていただけます。 私も先輩方の対応を見習って、皆さんのチャレンジや成長に向き合いたいと思っています。

POWER TO THE
FRONTIER

世界の端まで届けたい、
私達のパワーを。

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